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非エンジニアがAIを使いこなす3ステップ【14日間プログラム+プロンプト集20個】

2026.06.12 1分で読めます 生成AI総合研究所編集部
最終更新: 2026年5月27日

「AIってプログラミングができないと使えないんでしょう?」——これは弊社の研修で最も多い質問です。答えは「ノー」です。

AIを使いこなすのにプログラミングスキルは一切不要です。必要なのは「AIへの指示の出し方(プロンプト)」だけ。プロンプトは日本語で書く「お仕事の依頼文」であり、メールが書ける人であれば誰でも書けます。

弊社は不動産仲介(従業員35名)の営業事務チーム8名に14日間のAIプログラムを実施しました。全員非エンジニア、平均年齢42歳、「Excelすら苦手」というメンバーもいました。結果は、8名中7名が「業務に毎日使う」レベルに到達。物件情報の手入力は月29時間→8時間(72%削減)、顧客対応メール作成は月12時間→3時間(75%削減)に改善しました。

この記事でわかること
– プロンプトの6つの基本原則
– 業務別プロンプト20個(メール/報告書/会議準備/営業/分析)
– 14日間の自習カリキュラム(1日15分)
– GPTs/Gemini Gemsを使った定型業務の自動化方法
– 非エンジニアの「つまずきTOP5」と回避法


【結論】プログラミング不要。「指示の出し方」で業務時間は7割削減できる

研修のBefore/After

指標 研修前 研修後 改善率
物件情報入力 月29時間/人 月8時間/人 72%削減
メール作成 月12時間/人 月3時間/人 75%削減
AI利用率 0% 87.5%(7/8名)
1日のAI利用時間 0分 平均45分

出典:生成AI総合研究所の不動産仲介チーム研修実績(8名、14日間プログラム)


Step1:プロンプト基礎(Day1〜3)

6つの基本原則

プロンプトの品質は以下の6つの原則で決まります。

原則1:役割を与える。「あなたは不動産営業のベテランです」のように、AIに役割を設定することで、回答の専門性と一貫性が向上します。

原則2:ゴールを明確にする。「メールを書いてください」ではなく「来週の内見予約の確認メールを書いてください」のように、具体的なゴールを指定します。

原則3:背景情報を提供する。「お客様は30代夫婦、予算4,000万円、子ども1人、駅徒歩10分以内希望」のように、判断に必要な情報をAIに与えます。

原則4:出力形式を指定する。「箇条書きで」「表形式で」「300字以内で」など、出力の形式を指定することで、意図した形のアウトプットが得られます。

原則5:例を示す。「以下のような文体で書いてください:(例文)」のように、お手本を示すことでAIの出力品質が劇的に向上します。

原則6:タスクを分割する。複雑な依頼は1つのプロンプトで済ませず、ステップに分割します。「まず構成案を作ってください」→「次に本文を書いてください」のように段階を踏みます。

Day1〜3の実践

Day1:ChatGPTの基本操作(アカウント作成、画面の使い方、基本的な質問の仕方)。

Day2:6つの原則を使って「自分の業務のメール」をAIに書かせてみる。

Day3:「うまくいかなかったプロンプト」を修正する練習。原則のどれが不足していたかを分析する。


非エンジニアがAIを使いこなす3ステップ【14日間プログラム+プロンプト集20個】の図解

Step2:業務適用(Day4〜8)

業務別プロンプト集20個

以下に5つの業務カテゴリ×4個=20個のプロンプトテンプレートを紹介します。

メール業務

  1. 内見予約の確認メール
  2. 契約条件の確認メール
  3. クレーム対応の初動メール
  4. 紹介お礼メール

報告書・ドキュメント

  1. 週次営業報告書
  2. 物件査定レポート
  3. 顧客対応記録
  4. 会議議事録の要約

会議準備

  1. アジェンダの作成
  2. 事前配布資料の要点整理
  3. 想定質問リスト
  4. 会議後のアクションアイテム整理

営業・提案

  1. 物件紹介文(ポータルサイト向け)
  2. 顧客ニーズに合わせた物件提案
  3. 競合物件との比較分析
  4. 契約書のチェックポイント整理

データ分析

  1. 営業データの傾向分析
  2. 顧客属性の分析
  3. エリア別の成約率比較
  4. KPI進捗の可視化

弊社の研修では、これらのプロンプトを「不動産営業向け」にカスタマイズして配布しました。汎用的な研修資料ではなく「自分の仕事そのもの」が変わる体験が、定着率を大きく高めるポイントです。


Step3:自動化構築(Day9〜14)

GPTs(ChatGPT)で定型業務を自動化

GPTs(旧Custom GPTs)は、ChatGPTの中に「特定の業務に特化したAIアシスタント」を作れる機能です。プログラミング不要で、日本語で設定するだけで作成できます。

たとえば「物件紹介文生成GPT」を作れば、物件の基本情報(住所、間取り、面積、価格)を入力するだけで、ポータルサイト向けの紹介文が自動生成されます。毎回プロンプトを書く必要がなく、定型化された入力だけで完了します。

Gemini Gemsで専用アシスタントを構築

Google GeminiのGems機能も同様に、特定の業務に特化したAIアシスタントを作成できます。Google Workspace(Gmail、Google Docs、Google Sheets等)との連携がスムーズなのが強みです。

自動化の注意点

「自動化=すべて任せる」ではありません。AIが生成した出力は必ず人間が確認してから使用してください。特に顧客対応のメールや契約関連のドキュメントは、AI生成のまま送信するのはリスクがあります。


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14日間プログラムの設計

日程 テーマ 所要時間 内容
Day1 基本操作 15分 ChatGPTアカウント作成・基本的な質問
Day2 プロンプト基礎 15分 6原則の理解・メール作成の実践
Day3 プロンプト改善 15分 うまくいかないプロンプトの修正
Day4 メール業務 15分 プロンプト集1-4の実践
Day5 報告書作成 15分 プロンプト集5-8の実践
Day6 会議準備 15分 プロンプト集9-12の実践
Day7 営業・提案 15分 プロンプト集13-16の実践
Day8 データ分析 15分 プロンプト集17-20の実践
Day9 GPTs入門 20分 GPTsの作成方法
Day10 GPTs実践 20分 自分専用GPTの作成
Day11 応用テクニック 15分 画像・PDF読み取り
Day12 応用テクニック 15分 表計算データの分析
Day13 総合演習 20分 自分の1日の業務をAIで効率化する設計
Day14 振り返り 15分 2週間の成果整理・今後の活用計画

「AIに聞いてはいけないこと」チェックリスト

  1. 顧客の個人情報(氏名、住所、電話番号等)
  2. 社内の機密情報(売上データ、未公開の戦略等)
  3. 法的判断(契約の有効性、法令の解釈等)
  4. 医療・健康に関する診断
  5. 100%の正確性が求められる数値計算

AIツールに入力したデータは、ツールの利用規約に基づいて扱われます。特にChatGPTの無料プランでは入力データが学習に使用される可能性があるため、機密情報の入力は避けてください。ChatGPT Teamプラン以上では学習に使用されません。


非エンジニアの「つまずきTOP5」と回避法

弊社が100名以上の非エンジニアにAI研修を実施した経験から、よくあるつまずきとその回避法をまとめました。

つまずき1:「AIに何を聞いていいか分からない」

回避法:「今日の業務で、一番面倒だった作業は何ですか?」と自分に問いかける。その作業をAIに任せてみることから始める。

つまずき2:「思った通りの回答が返ってこない」

回避法:6つの基本原則のどれが不足しているかを確認する。特に「背景情報」と「出力形式」の指定が抜けていることが多い。

つまずき3:「AIに仕事を奪われる不安」

回避法:弊社の研修で50代の営業事務の方が研修参加を拒否した事例がありました。1on1で「AIはあなたの仕事を楽にする道具」と実演したところ、態度が一変し、最終的にはチーム内で一番活用するようになりました。恐怖心の払拭が最大のハードルです。

つまずき4:「プロンプトを毎回考えるのが面倒」

回避法:よく使うプロンプトをテンプレート化し、コピペで使えるようにする。さらにGPTsで自動化すれば、プロンプトすら書かなくてよくなる。

つまずき5:「続かない」

回避法:「1日15分」の習慣化が鍵。14日間プログラムは1日15分で設計しており、通勤電車の中でもできる量です。


よくある質問(FAQ)

Q1. ChatGPTとGemini、どちらを使えばいいですか?

業務の内容で選ぶのが最適です。文章作成・要約はChatGPTが得意、Google Workspaceとの連携はGeminiが便利です。まずはChatGPTから始め、慣れてからGeminiも試すことを推奨します。

Q2. 14日間プログラムは業務時間中に実施すべきですか?

1日15分であれば業務時間中でも実施可能です。ただし上司の理解が必要なので、「AI研修を14日間実施します。1日15分です」と事前に承認を得ておくことを推奨します。

Q3. 60代の社員でも大丈夫ですか?

大丈夫です。弊社の研修では60代の方も含めて、ほぼ全員がChatGPTを業務に活用できるレベルに到達しています。個別のフォローが必要な場合もありますが、「自分の業務が楽になる」体験ができれば年齢は関係ありません。


まとめ:1日15分×14日で「AIが使える人」になれる

非エンジニアがAIを使いこなすのに必要なのは、プログラミングスキルではなく「指示の出し方(プロンプト)」です。14日間のプログラムで、業務時間の7割を削減できるスキルが身につきます。

今日やるべきことは1つ。ChatGPTにアクセスし、「今日の業務で一番面倒だったこと」をAIに相談してみてください。その回答に驚くはずです。


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出典・参考:
– 生成AI総合研究所 不動産仲介チーム研修実績
※本記事の情報は2026年5月時点のものです。

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法人向けAI専門メディア。AIツール比較、業務効率化、導入事例、補助金活用など、企業のAI活用に必要な情報を発信しています。AI導入支援・研修の実績多数。

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