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Make (Integromat) でAIワークフローを構築|ノーコード開発の難易度レビュー

2026.01.02 2分で読めます 生成AI総合研究所編集部
最終更新: 2026年6月6日

Make (Integromat) でAIワークフローを構築——ノーコード開発の難易度レビュー。Make(旧Integromat)は、Zapierと並ぶノーコード自動化プラットフォームですが、より複雑なワークフローを構築できる反面、学習曲線が急です。

Make(旧Integromat)は、Zapierと並ぶノーコード自動化プラットフォームですが、より複雑なワークフローを構築できる反面、学習曲線が急です。特に、OpenAI、Claude、Stable Diffusionなどの生成AIを組み込んだワークフローは、設定の複雑さとエラー処理の難しさから、初心者が挫折しやすいポイントです。本記事では、5つのAIワークフローを実際に構築し、難易度、所要時間、つまずきポイント、Zapierとの比較を徹底レビューします。

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Makeとは:Zapierとの違いとAI連携の仕組み

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Makeは、チェコのIntegromatが開発した自動化プラットフォームで、2021年にMakeへブランド変更しました。Zapierとの最大の違いは、「ビジュアルワークフローエディタ」です。Zapierは直線的なステップ(トリガー→アクション1→アクション2…)ですが、Makeは複雑な分岐、ループ、並列処理を視覚的に設計できます。これにより、より高度な自動化が可能ですが、学習コストも高くなります。

Makeの基本概念は、シナリオ(Zapierの「Zap」に相当)、モジュール(アプリやサービスの機能、Zapierの「ステップ」に相当)、ルート(モジュール間の接続)、イテレータ(繰り返し処理)、アグリゲータ(データ集約)です。特に、イテレータとアグリゲータは、Zapierにはない強力な機能で、配列データの処理や複数データの統合に不可欠です。

AI連携の方法は、2026年時点で3つあります。1つ目は、公式アプリモジュール(OpenAI、Anthropic Claude、Hugging Faceなど主要AIサービスの公式モジュール)で、最も簡単で安定しています。2つ目は、HTTPモジュール(任意のAI APIをHTTPリクエストで呼び出し)で、柔軟性が高いですが、API仕様の理解が必要です。3つ目は、Webhooks(AI処理結果を受け取る)で、長時間処理や非同期処理に使用します。

料金体系は、無料プラン(月1000オペレーション、2シナリオ)、コアプラン(月額9ドル、10000オペレーション、無制限シナリオ)、プロプラン(月額16ドル、10000オペレーション、優先サポート)、チームプラン(月額29ドル〜、チーム機能)です。Zapierと比較して、同じ価格帯でより多くのタスクを実行できますが、オペレーション数の計算が複雑です(1つのモジュール実行 = 1オペレーション)。

ワークフロー1:OpenAIで画像説明文生成(難易度:低、所要時間30分)

最初のワークフローは、「Googleドライブに画像がアップロードされたら、OpenAI Vision APIで説明文を生成し、画像のメタデータとして保存する」というものです。このワークフローは、Makeの基本操作を学ぶのに適した入門レベルです。

構成は、トリガーモジュールはGoogleドライブ(Watch Files、新規ファイル監視)、モジュール2はOpenAI(Create a Completion、GPT-4o Visionで画像分析)、モジュール3はGoogleドライブ(Update a File、説明文をファイル説明欄に保存)です。

構築手順は、以下の通りです。1つ目は、Googleドライブモジュールの設定で、Watch Filesトリガーを選択し、監視フォルダを指定し、ファイルタイプを「image/*」に限定します。2つ目は、OpenAIモジュールの設定で、「Create a Completion」アクションを選択し、モデルを「gpt-4-vision-preview」に設定し、プロンプトを「この画像を詳しく説明してください。日本語で200字以内で回答してください。」とし、画像URLをGoogleドライブモジュールの出力(WebViewLink)にマッピングします。3つ目は、Googleドライブ更新モジュールで、「Update a File」アクションを選択し、ファイルIDをトリガーモジュールの出力にマッピングし、Description欄にOpenAIの出力をマッピングします。4つ目は、テストで、サンプル画像をアップロードして動作確認します。

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所要時間は、初心者で30分、経験者で10分でした。つまずきポイントは、画像URLの取得方法(WebViewLinkとWebContentLinkの違い)、OpenAI APIキーの設定場所(Makeアカウント設定 → Connections)、プロンプトのマッピング(テキストボックスに直接入力ではなく、変数を挿入)でした。

難易度評価は、設定の複雑さ2/5(モジュールは3つのみ、分岐なし)、AI APIの理解3/5(Vision APIの画像URL仕様を理解する必要あり)、エラー対処2/5(エラーメッセージが比較的明確)、総合難易度2/5(初心者向け)でした。このワークフローは、Makeの基本操作とOpenAI連携の入門として最適です。

ワークフロー2:Claude APIで長文要約とNotion保存(難易度:中、所要時間60分)

2つ目のワークフローは、「Googleドキュメントに保存された長文記事をClaude APIで要約し、Notionデータベースに保存する」というものです。このワークフローは、複数のデータ変換とエラー処理を含むため、中級レベルです。

構成は、トリガーモジュールはGoogleドキュメント(Watch Documents)、モジュール2はHTTP(Make a Request、Claude API呼び出し)、モジュール3はJSON Parse(Claude APIレスポンスを解析)、モジュール4はNotion(Create a Database Item)です。

構築手順の詳細は、以下の通りです。1つ目は、Googleドキュメントモジュールで、Watch Documentsトリガーを設定し、特定フォルダを監視します。2つ目は、HTTPモジュールでClaude API呼び出しを行います。メソッドをPOSTに設定し、URLを「https://api.anthropic.com/v1/messages」に設定し、HeadersにAPI Key(x-api-key: YOUR_API_KEY)とContent-Type(application/json)を追加し、Bodyに以下のJSONを設定します。

{
  "model": "claude-3-5-sonnet-20241022",
  "max_tokens": 1024,
  "messages": [
    {
      "role": "user",
      "content": "以下の文章を3つの要点にまとめてください。各要点は100字以内で記述してください。\n\n{{1.content}}"
    }
  ]
}

ここで、{{1.content}}はGoogleドキュメントの本文です。3つ目は、JSON Parseモジュールで、HTTPモジュールの出力(Data)を解析し、要約テキストを抽出します(content[0].text)。4つ目は、Notionモジュールで、Create a Database Itemアクションを選択し、データベースIDを指定し、タイトル、要約、元ドキュメントURLなどのプロパティをマッピングします。

所要時間は、初心者で90分、経験者で40分でした。つまずきポイントは、HTTPモジュールのJSON設定(正しいJSON形式の記述、変数の埋め込み方法)、Claude APIのレスポンス構造理解(content[0].textのパス指定)、Notionデータベースのプロパティタイプ対応(Title型、Rich Text型、URL型の違い)、文字数制限エラー(Googleドキュメントが長すぎる場合、Claude APIの入力制限を超える)でした。

難易度評価は、設定の複雑さ4/5(HTTPモジュールとJSON処理が必要)、AI APIの理解4/5(Claude APIの仕様書を読む必要あり)、エラー対処4/5(JSON形式エラーのデバッグが難しい)、総合難易度4/5(中級〜上級者向け)でした。このワークフローは、公式モジュールがないAIサービス(ClaudeはMake公式モジュールなし)を連携する際の標準的な方法です。

ワークフロー3:複数AIの連携処理(難易度:高、所要時間120分)

3つ目のワークフローは、「Googleフォームの回答から、OpenAI GPT-4oでキーワード抽出→Stable Diffusion APIで画像生成→生成画像をSlackに投稿」という複数AI連携です。このワークフローは、データ受け渡しとエラー処理が複雑な上級レベルです。

構成は、トリガーモジュールはGoogleフォーム(Watch Responses)、モジュール2はOpenAI(Create a Completion、キーワード抽出)、モジュール3はHTTP(Stable Diffusion API呼び出し)、モジュール4はTools(Sleep、画像生成待機)、モジュール5はHTTP(画像URLダウンロード)、モジュール6はSlack(Upload a File)です。

構築手順は、以下の通りです。1つ目は、Googleフォームトリガーで、Watch Responsesを設定します。2つ目は、OpenAIモジュールで、フォーム回答から画像生成プロンプトを作成します。プロンプトは「以下の文章から、画像生成AIに適したキーワードを英語で5個抽出してください。カンマ区切りで出力してください。文章:{{1.response}}」とします。3つ目は、HTTPモジュールでStable Diffusion API(例:Stability AI)を呼び出します。メソッドをPOSTに設定し、URLを「https://api.stability.ai/v1/generation/stable-diffusion-xl-1024-v1-0/text-to-image」に設定し、Headersに「Authorization: Bearer YOUR_API_KEY」を追加し、Bodyに以下を設定します。

{
  "text_prompts": [{"text": "{{2.choices[0].message.content}}"}],
  "cfg_scale": 7,
  "height": 1024,
  "width": 1024,
  "samples": 1,
  "steps": 30
}

4つ目は、Sleepモジュールで30秒待機します(画像生成に時間がかかるため)。5つ目は、HTTPモジュールで生成画像をダウンロードします(Stability AIはbase64画像を返すため、デコードが必要)。6つ目は、Slackモジュールで画像をアップロードします。

所要時間は、初心者で180分以上、経験者で90分でした。つまずきポイントは、Stable Diffusion APIのレスポンス形式(base64エンコードされた画像データの処理)、非同期処理の扱い(画像生成完了を待つ方法、Sleep vs Webhook)、エラーハンドリング(APIレート制限、画像生成失敗時の対応)、コストの予測(Stable Diffusion APIは1画像あたり約0.02ドル、大量実行で高騰)でした。

難易度評価は、設定の複雑さ5/5(6モジュール、データ変換多数)、AI APIの理解5/5(2つの異なるAI APIの仕様理解)、エラー対処5/5(非同期処理とbase64デコードのデバッグ)、総合難易度5/5(上級者向け、初心者には非推奨)でした。このワークフローは、Makeの高度な機能(複数API連携、非同期処理)を駆使する必要があり、学習コストが非常に高いです。

ワークフロー4:データのループ処理とAI分析(難易度:高、所要時間90分)

4つ目のワークフローは、「Googleスプレッドシートの複数行データを1行ずつOpenAI GPT-4oで分析し、結果を別のシートに書き込む」というループ処理です。このワークフローは、Makeの「Iterator」機能を使うため、中級〜上級レベルです。

構成は、トリガーモジュールはGoogleスプレッドシート(Search Rows、条件に合う行を全て取得)、モジュール2はIterator(配列データを1つずつ処理)、モジュール3はOpenAI(Create a Completion、各行を分析)、モジュール4はGoogleスプレッドシート(Add a Row、結果を書き込み)です。

構築手順は、以下の通りです。1つ目は、Googleスプレッドシートトリガーで、Search Rowsアクションを選択し、条件を「Status列が『未処理』」に設定し、全ての該当行を取得します。2つ目は、Iteratorモジュールで、トリガーモジュールの出力(配列)を指定し、1行ずつループ処理します。3つ目は、OpenAIモジュールで、各行のデータを分析します。プロンプトは「以下の顧客フィードバックを分析し、感情(ポジティブ/ネガティブ/中立)と主要トピックを判定してください。フィードバック:{{2.value.Feedback}}」とします。4つ目は、Googleスプレッドシート書き込みモジュールで、別のシートに分析結果を追加します。

所要時間は、初心者で120分、経験者で60分でした。つまずきポイントは、Iteratorの使い方(どのデータを「Array」として指定するか)、ループ内のデータアクセス({{2.value.ColumnName}}の記法)、オペレーション数の急増(100行処理 = 400オペレーション以上、無料プランではすぐ上限)、実行時間の長さ(100行 × 5秒/行 = 8分以上、Makeのタイムアウト制限に注意)でした。

難易度評価は、設定の複雑さ4/5(Iteratorの理解が必須)、AI APIの理解3/5(OpenAI APIは標準的)、エラー対処4/5(ループ内エラーのデバッグが困難)、総合難易度4/5(中級〜上級者向け)でした。このワークフローは、大量データをAIで処理する際の標準パターンですが、コストと実行時間の管理が重要です。

[Iteratorを使ったループ処理 – データ配列→Iterator→各要素をAI処理→結果を集約]

ワークフロー5:エラーハンドリングと条件分岐(難易度:中、所要時間45分)

5つ目のワークフローは、「Slackメッセージを受け取り、内容に応じてOpenAI GPT-4oまたはClaude APIを選択し、回答を生成する」という条件分岐です。このワークフローは、Makeの「Router」機能とエラーハンドリングを学ぶのに適しています。

構成は、トリガーモジュールはSlack(Watch Public Channel Messages)、モジュール2はRouter(条件分岐)、ルート1はOpenAI(短い質問用)、ルート2はHTTP(Claude API、長い質問用)、モジュール5はSlack(Send a Message、回答を投稿)、Error Handlerは全モジュールに設定(失敗時にSlackに通知)です。

構築手順は、以下の通りです。1つ目は、Slackトリガーで、Watch Public Channel Messagesを設定します。2つ目は、Routerモジュールで、2つのルートを作成します。ルート1の条件は「メッセージ長 ≤ 100文字」、ルート2の条件は「メッセージ長 > 100文字」です。3つ目は、OpenAIモジュール(ルート1)で、GPT-4o miniを使用します(短文処理で高速・低コスト)。4つ目は、HTTPモジュール(ルート2)で、Claude APIを呼び出します(長文理解に優れる)。5つ目は、Slackモジュールで、AI回答を元のスレッドに投稿します。6つ目は、各モジュールにError Handlerを追加し、失敗時に管理者に通知します。

所要時間は、初心者で60分、経験者で30分でした。つまずきポイントは、Routerの条件設定(テキスト長の計算方法、length関数の使用)、Error Handlerの設定場所(各モジュールの右クリック→Add error handler)、ルート後の統合(2つのルートを再び1つにまとめる方法)でした。

難易度評価は、設定の複雑さ3/5(Routerは直感的だがエラー処理が追加)、AI APIの理解3/5(2つのAPIだが、どちらも標準的)、エラー対処3/5(Error Handlerで大部分をカバー)、総合難易度3/5(中級者向け)でした。このワークフローは、実務で必須のエラーハンドリングと条件分岐を学べる重要なパターンです。

Make vs Zapier比較:AIワークフローではどちらが優れているか

5つのワークフロー構築を通じて、MakeとZapierの違いが明確になりました。それぞれの強みと弱みを比較表で整理します。

項目 Make Zapier 致命的な弱点
学習曲線 急(初心者には難しい) 緩やか(初心者でも使える) Makeは初期の挫折率が高い
複雑なワークフロー 強い(分岐、ループ、並列処理) 弱い(直線的フローのみ) Zapierは複雑な処理に不向き
AI API連携 柔軟(HTTPモジュールで何でも可能) 制限あり(公式アプリのみ) Zapierは非公式APIの連携が困難
コスト効率 高い(同価格でより多くのタスク) 低い(タスク数制限が厳しい) Zapierは大量処理でコスト高騰
デバッグ 難しい(エラーメッセージが技術的) 易しい(エラーが分かりやすい) Makeはトラブルシューティングに時間がかかる
実行速度 速い(並列処理可能) 遅い(順次処理のみ) Zapierは大量データ処理が遅い
ビジュアル化 優れている(フローチャート形式) シンプル(リスト形式) Zapierは複雑なフローが視認しにくい
コミュニティ 小さい(英語中心) 大きい(日本語情報も多い) Makeは日本語の情報が少ない

総合的に、MakeはAIワークフローに向いています。理由は、HTTPモジュールで任意のAI APIを呼び出せる、Iteratorで大量データを効率的に処理できる、条件分岐で複数AIを使い分けられる、コスト効率が高い(同じ処理をZapierの半額以下で実行可能)です。一方、Zapierが向いているのは、シンプルな自動化(3ステップ以下)、初心者向けプロジェクト、公式アプリのみを使用する場合です。

推奨される使い分けは、初めてのノーコード自動化ならZapierから始める、Zapierで限界を感じたらMakeに移行する、AIを多用する複雑なワークフローは最初からMakeを選ぶ、というものです。

つまずきポイントと解決策:初心者が陥りやすい罠

5つのワークフロー構築で、初心者が頻繁につまずいたポイントと解決策をまとめます。

つまずきポイント1は、「変数のマッピング方法が分からない」です。Makeでは、前のモジュールの出力を次のモジュールに渡す際、{{モジュール番号.フィールド名}}という記法を使います。解決策は、入力欄をクリックすると表示される「変数ピッカー」を使うこと、公式ドキュメントの「Mapping」セクションを読むこと、サンプルシナリオをコピーして構造を学ぶことです。

つまずきポイント2は、「JSONの書き方が間違っている」です。HTTPモジュールでAI APIを呼び出す際、JSON形式を正確に記述する必要があります。解決策は、JSONフォーマッターツール(JSONLint.com)で検証すること、AI API公式ドキュメントのサンプルコードをコピーすること、Makeの「Parse JSON」モジュールでエラー箇所を特定することです。

つまずきポイント3は、「オペレーション数がすぐ上限に達する」です。Makeは1モジュール実行 = 1オペレーションとカウントするため、複雑なシナリオでは消費が激しいです。解決策は、不要なモジュールを削減すること(例:デバッグ用のSlack通知を本番では削除)、Aggregatorで複数データを1回で処理すること、有料プランにアップグレードすることです。

つまずきポイント4は、「エラーメッセージが理解できない」です。Makeのエラーメッセージは技術的で、初心者には難解です。解決策は、エラーメッセージをGoogle検索すること(多くの場合、Makeコミュニティフォーラムで解決策が見つかる)、Error Handlerを設定してエラー内容を記録すること、Makeサポートに問い合わせること(有料プランのみ)です。

コスト最適化とベストプラクティス

MakeでのAIワークフローは、適切に設計すれば月額30〜50ドルで実用的ですが、設計ミスで200ドル以上に高騰することもあります。コスト最適化のベストプラクティスをまとめます。

ベストプラクティス1は、「適切なトリガーを選ぶ」ことです。Instant(即座に実行)トリガーは便利ですが、Polling(定期的にチェック)トリガーより高コストです。緊急性が低い処理は、Pollingトリガー(15分間隔など)を使うことでオペレーション数を削減できます。

ベストプラクティス2は、「Aggregatorで一括処理」することです。100件のデータを1件ずつ処理すると100オペレーションですが、Aggregatorで10件ずつまとめて処理すると10オペレーションに削減できます。ただし、AI APIの入力サイズ制限に注意が必要です。

ベストプラクティス3は、「キャッシュを活用する」ことです。同じデータを繰り返しAI処理する場合、Makeの「Data Store」モジュールで結果をキャッシュし、2回目以降はキャッシュから取得することで、AI API呼び出しを削減できます。

ベストプラクティス4は、「定期的な監視」です。Makeの「Operations」ダッシュボードで、各シナリオのオペレーション消費を週次確認し、異常な増加があれば原因を調査します。また、AI APIの使用量も、OpenAIやAnthropicのダッシュボードで確認します。

まとめ:MakeでのAIワークフロー構築は「誰に向いているか」

5つのワークフロー構築の結果、難易度と所要時間は大きく異なりました。画像説明文生成(難易度2/5、30分)、長文要約(難易度4/5、60分)、複数AI連携(難易度5/5、120分)、ループ処理(難易度4/5、90分)、条件分岐(難易度3/5、45分)でした。平均して、初心者が実用的なAIワークフローを構築するには、1つあたり60〜90分の学習時間が必要です。

Makeが向いている人は、プログラミング経験がある(変数、JSON、APIの基礎知識)、複雑なワークフローが必要(分岐、ループ、並列処理)、コスト効率を重視、学習時間を投資できる人です。Makeが向いていない人は、完全な初心者(ノーコードツール初体験)、シンプルな自動化のみ、すぐに結果が欲しい(学習時間を避けたい)人です。

総合的に、MakeはAIワークフローの構築において、Zapierより強力ですが、学習曲線が急です。初心者は、まず簡単なワークフロー(難易度2/5)から始め、徐々に複雑なワークフロー(難易度4〜5/5)に挑戦することを推奨します。また、公式ドキュメントとコミュニティフォーラムを活用し、他のユーザーが作成したテンプレートを参考にすることで、学習時間を大幅に短縮できます。適切に使いこなせば、MakeはAI自動化の最強ツールとなるでしょう。

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生成AI総合研究所編集部
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