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【速報】2026年度IT導入補助金→デジタル化・AI導入補助金の変更点まとめ

2026.09.08 1分で読めます 生成AI総合研究所編集部
公開日: 2026年9月8日

2026年度の最大の変更は3つ。①IT導入補助金が「デジタル化・AI導入補助金」に名称変更、②AI搭載ツールの検索・絞り込み機能が追加、③再申請の賃上げ要件が追加。本記事では、2025年度との全項目比較表とともに、中小企業が実際にどう動くべきかを実務目線で分析します。

「IT導入補助金の名前が変わったって聞いたんですけど、何が変わったんですか?」——2026年の年明け以降、生成AI総合研究所に最も多く寄せられた質問がこれです。

結論から言えば、名前だけではなく中身も変わっています。しかし、「制度が変わった」と慌てる必要はありません。本質的には「AI導入がより使いやすくなった」のです。

2025年度まで「IT導入補助金」として運用されていた制度が、2026年度から「デジタル化・AI導入補助金」に改組されました。この変更は単なるリブランディングではなく、政府のAI戦略の転換を反映した制度設計の見直しです。従来は「PCやクラウド会計などの基本的なIT導入」を支援する位置づけでしたが、2026年度は「AI搭載ツールの積極的な導入」を明確に推進する方向にシフトしました。

本記事では、3つの主要変更点を掘り下げ、2025年度との全項目比較表を提示したうえで、「中小企業は具体的にどう動くべきか」を弊社のコンサル目線で分析します。

この記事でわかること
– 名称変更の背景にある政府のAI戦略の転換
– 3大変更点の詳細(名称変更・AI検索機能・賃上げ要件)
– 2025年度との全項目比較表
– 既にIT導入補助金を使った企業のAI枠での再申請可能性
– 「まず人材開発支援助成金で研修、次にこの補助金でツール導入」の王道パターン
– IT導入支援事業者の選び方(変更後の注意点)
– 弊社支援先の活用事例


目次

  1. 変更の全体像——名前だけじゃない、3つの構造的変化
  2. 変更①:名称が「デジタル化・AI導入補助金」に——背景と実務への影響
  3. 変更②:AI搭載ツールの検索・絞り込み機能が追加——対象ツール選びが楽に
  4. 変更③:再申請の賃上げ要件が追加——補助率引き上げの条件
  5. 2025年度との全項目比較表——何が変わって、何が変わらないのか
  6. 中小企業はどう動くべきか——弊社のコンサル目線での分析
  7. IT導入支援事業者の選び方——2026年度の注意点
  8. 導入事例——2026年度の制度変更をいち早く活用した企業
  9. コスト・補助金情報
  10. 導入ステップ——2026年度の制度を最大限に活用するための準備
  11. 失敗パターンと回避策——2026年度の変更に伴うリスク
  12. 読者の疑問に答える——2026年度の制度変更で気になること
  13. まとめ:2026年度はAI導入の「追い風」——制度変更を味方にする

変更の全体像——名前だけじゃない、3つの構造的変化

まず、2026年度の変更点を全体像として把握しましょう。

変更点内容インパクト
①名称変更「IT導入補助金」→「デジタル化・AI導入補助金」AI導入を制度の中核に位置づけ
②AI検索機能の追加公式ポータルでAI搭載ツールの絞り込み検索が可能に対象ツールの選定が容易に
③賃上げ要件の追加再申請時に賃上げ実績が評価要件に追加補助率引き上げの条件が明確化

この3つの変更を一言で表すと、「IT導入補助金が、AI導入を本気で支援する制度に進化した」です。

重要なのは、この変更が中小企業にとって基本的にポジティブであるという点です。AI搭載ツールが検索しやすくなり、AI活用を前提とした申請がしやすくなり、条件を満たせば補助率も引き上げられます。「制度が変わって使いにくくなった」という話ではありません。

では、3つの変更点を順に詳しく見ていきましょう。


変更①:名称が「デジタル化・AI導入補助金」に——背景と実務への影響

なぜ名称が変わったのか

名称変更の直接的な背景は、政府の「AI戦略2025+」です。この戦略では、中小企業のAI活用を国策として推進することが明記されています。

2025年度までの「IT導入補助金」は、制度設計上、以下のようなITツールを幅広く対象としていました。

  • クラウド会計ソフト(freee、マネーフォワード等)
  • 勤怠管理システム
  • POSレジ
  • ECサイト構築
  • 顧客管理(CRM)
  • グループウェア

これらは「基本的なIT化」であり、AIの要素はありませんでした。2026年度の改組は、この対象を「AI搭載ツール」にまで拡大——というよりも、AI導入を制度の中核に据える方向転換です。

実務への影響——「名前が変わっただけ」ではない

名称変更は申請書類にも影響します。2025年度の申請書類に記載されていた「IT導入補助金」の名称は、2026年度ではすべて「デジタル化・AI導入補助金」に変わります。過去の公募要領をベースに申請書類を作成する場合は、名称の修正を忘れないでください。

ただし、申請の基本的な流れ——GビズIDの取得→IT導入支援事業者の選定→ツールの選定→申請→採択→導入→報告——は2025年度と変わっていません。「名前が変わったからやり方も全部変わった」わけではないので、2025年度にIT導入補助金を使った経験がある企業は、基本的な流れはそのまま活用できます。

弊社が支援した工務店の社長は、「名称が変わって『AI導入補助金』になったことで、うちみたいにAIを入れたい企業にとっては探しやすくなった」と話しています。Google検索で「AI 補助金」と検索したときに、この制度が表示されやすくなったことは、情報収集の面でプラスです。

既にIT導入補助金を使った企業は再申請できるのか

これは非常に多い質問です。結論から言えば、再申請は可能です。

2025年度にIT導入補助金でクラウド会計を導入した企業が、2026年度にデジタル化・AI導入補助金でAIチャットボットを導入する——このケースでは、導入するツールが異なるため、別の申請として扱われます。同じツールの再申請は制限がありますが、異なるツール(異なる業務プロセスのAI化)であれば再申請が認められる可能性が高いです。

弊社としては、「まず人材開発支援助成金で社員のAI研修を実施し、次にこの補助金でAIツールを導入する」という2段階の活用を推奨しています。研修で社員のAIリテラシーを上げてからツールを入れることで、「ツールだけ入れても使われない」という典型的な失敗を防げます。


【速報】2026年度IT導入補助金→デジタル化・AI導入補助金の変更点まとめの図解

変更②:AI搭載ツールの検索・絞り込み機能が追加——対象ツール選びが楽に

何が変わったのか

2025年度までのIT導入補助金の公式ポータルでは、登録されているITツールを検索する際に、「AI機能の有無」で絞り込むことができませんでした。数千件のツールの中から、AI機能を持つものを手作業で探す必要があったのです。

2026年度のデジタル化・AI導入補助金では、公式ポータルに「AI搭載ツール」の絞り込みフィルターが追加されました。具体的には、以下のカテゴリでの絞り込みが可能になっています。

  • AIチャットボット
  • AI-OCR(文字認識)
  • AI需要予測
  • AI画像認識
  • AI文書作成・要約
  • AI翻訳
  • AIデータ分析
  • その他AI機能

実務への影響——IT導入支援事業者の選定が効率化

この変更の実務的な影響は大きいです。

これまでは「AIチャットボットを導入したいが、IT導入補助金の対象ツールはどれか?」という質問に答えるために、IT導入支援事業者のリストを1社ずつ確認する必要がありました。弊社も、クライアントのツール選定時にこの作業に相当の時間をかけていました。

検索機能の追加により、「AIチャットボット」でフィルタリングするだけで、対象ツールとIT導入支援事業者の一覧が表示されます。クライアントに「このリストの中から選んでください」と提示できるようになり、ツール選定のプロセスが大幅に短縮されました。

中小企業が活用するポイント

この検索機能を活用する際のポイントは、「AI搭載」のラベルに惑わされないことです。

「AI搭載」と表示されているツールの中には、AIの機能が限定的なもの(例:「AIによるデータ入力の自動補完」程度の機能)も含まれます。AI機能の深さ・範囲を確認するために、必ずIT導入支援事業者にデモを依頼し、自社の業務にどの程度フィットするかを検証してから申請してください。

弊社が推奨する選定プロセスは以下のとおりです。

  1. 公式ポータルでAI機能カテゴリを選択してフィルタリング
  2. 候補ツールを3〜5個に絞る
  3. 各IT導入支援事業者にデモ・見積もりを依頼
  4. デモで自社の業務データを実際に処理させて精度を確認
  5. 費用・機能・サポート体制を比較して1社に決定

このプロセスに2〜3週間を見てください。「検索機能があるから簡単に選べる」と思って1日で決めると、導入後に「思っていた機能と違った」というミスマッチが起きやすいです。


変更③:再申請の賃上げ要件が追加——補助率引き上げの条件

何が変わったのか

2026年度のデジタル化・AI導入補助金では、賃上げを実施した企業に対して補助率の優遇措置が設けられています。具体的には、以下の要件を満たすことで、AI搭載ツールの補助率が最大2/3に引き上げられる場合があります。

要件内容
事業計画期間内の賃上げ給与支給総額が年率1.5%以上増加
事業場内最低賃金地域別最低賃金+30円以上

出典:中小企業庁「デジタル化・AI導入補助金」公募要領を基に作成(2026年5月時点)

従来のIT導入補助金では補助率1/2が基本でしたが、賃上げ要件を満たすとAI搭載ツールの補助率が最大2/3まで引き上げられます。100万円のAIツールであれば、補助率1/2で実質負担50万円、2/3で実質負担約33万円——17万円の差です。

実務への影響——「賃上げ計画」を申請書に盛り込む

この変更は、申請書類の作成に影響します。賃上げ要件を満たして補助率の引き上げを受けるためには、事業計画書に「賃上げ計画」を盛り込む必要があります。

弊社が支援した企業では、「AI導入による業務効率化で浮いたコストを、従業員の賃金引き上げに充てる」というロジックで賃上げ計画を策定しました。AI導入で月20万円のコスト削減→うち月5万円を従業員5名の賃金引き上げに充当(1人あたり月1万円=年12万円の昇給)——このように、AI導入と賃上げを結びつけるストーリーが、審査でも評価されやすい構成です。

注意点:賃上げが「義務」になるケース

賃上げ要件で補助率の引き上げを受けた場合、計画した賃上げを実施しなかったときには補助金の一部返還が求められる可能性があります。「補助率を上げたいから賃上げ計画を書いたが、実際には賃上げしなかった」は許されません。

弊社は、賃上げ要件を使うかどうかの判断基準として、「AI導入の効果で本当に賃上げの原資を確保できるか」を慎重に検討することを推奨しています。無理な賃上げ計画を書いて後で返還リスクを背負うよりも、補助率1/2で確実に取るほうが安全なケースもあります。


2025年度との全項目比較表——何が変わって、何が変わらないのか

2025年度のIT導入補助金と2026年度のデジタル化・AI導入補助金を、全項目で比較します。

項目2025年度(IT導入補助金)2026年度(デジタル化・AI導入補助金)変更有無
制度名称IT導入補助金デジタル化・AI導入補助金✅ 変更
補助率(通常枠)1/21/2変更なし
補助率(AI搭載ツール・賃上げあり)最大2/3✅ 新設
補助上限額最大450万円最大450万円変更なし
対象企業中小企業・小規模事業者中小企業・小規模事業者変更なし
申請方法jGrants(電子申請)jGrants(電子申請)変更なし
GビズID必要(プライム)必要(プライム)変更なし
SECURITY ACTION必要必要+追加要件の可能性⚠ 要確認
IT導入支援事業者経由必須必須変更なし
AI搭載ツール検索なしAI機能カテゴリでの絞り込み可能✅ 新設
賃上げ要件一部枠で存在AI搭載ツール向けに強化✅ 強化
インボイス対応推奨必須✅ 変更
セキュリティ要件SECURITY ACTIONSECURITY ACTION+追加要件✅ 強化
公募回数(見込み)年3〜5回年3〜5回変更なし

出典:中小企業庁の公表情報を基に作成(2026年5月時点)。公募要領の確定版で変更される場合があります。

この比較表から読み取れるのは、「基本的な枠組みは変わっていないが、AI導入を後押しする方向に進化している」ということです。

変更なしの項目(補助上限額、対象企業、申請方法、GビズID、IT導入支援事業者経由)は、2025年度の経験がそのまま活かせます。変更された項目(名称、AI検索、賃上げ要件、インボイス対応、セキュリティ要件)は、2026年度の公募要領を改めて確認する必要があります。

特に注意が必要なのは「インボイス対応が推奨→必須に変更」された点です。インボイス登録がまだの事業者は、補助金の申請前にインボイス登録を済ませておく必要があります。


中小企業はどう動くべきか——弊社のコンサル目線での分析

ここからは、3つの変更点を踏まえて「中小企業は具体的にどう動くべきか」を、弊社のコンサル目線で分析します。

動き方①:「まず助成金で研修、次にこの補助金でツール導入」の王道パターン

弊社が2026年度に最も推奨するのは、この2段階アプローチです。

ステップ1:人材開発支援助成金でAI研修を実施。経費の75%が助成され、通年申請可能。「まず社員がAIを使えるようになる」ことが目的です。

ステップ2:デジタル化・AI導入補助金でAI搭載ツールを導入。研修でAIリテラシーが上がった状態でツールを入れるため、定着率が格段に上がります。

この2段階アプローチが有効な理由は、弊社の支援実績が示しています。AI研修なしでいきなりツールを導入した企業の定着率は約50%ですが、研修を先行した企業の定着率は約90%です。ツール導入前に研修を実施するだけで、定着率がほぼ倍になるのです。

動き方②:AI搭載ツールの検索機能を使って候補を絞る

公式ポータルの検索機能を活用し、自社の業務課題に合ったAI搭載ツールの候補を3〜5個に絞りましょう。

業務課題別のおすすめ検索カテゴリは以下のとおりです。

業務課題検索カテゴリ具体的なツール例
顧客対応の効率化AIチャットボットLINE×AIチャットボット、Web対応チャットボット
紙の書類のデジタル化AI-OCR請求書・図面の自動読み取り
在庫管理・発注の最適化AI需要予測天候×POS連携の需要予測
文書作成・要約AI文書作成ChatGPT API搭載の文書生成ツール
多言語対応AI翻訳メニュー・マニュアルの自動翻訳

動き方③:賃上げ計画を立てて補助率2/3を狙う

AI導入で見込まれるコスト削減額を計算し、その一部を従業員の賃金引き上げに充当する計画を立てましょう。ただし、無理な賃上げ計画を書いて返還リスクを背負うよりも、確実に実行できる水準で計画することが重要です。

弊社が支援した企業で実際に作成した賃上げ計画の例を示します。

AI導入前:月間人件費200万円(従業員10名、平均月給20万円)

AI導入効果:事務作業の30%削減で月20万円の余力が生まれる

賃上げ計画:従業員10名に月1万円ずつ昇給(月10万円=年率6%の賃上げ)

残余効果:月10万円がAIツールの運用費用と利益に

このように、AI導入の効果と賃上げ計画を数値で結びつけることで、審査でも説得力のある申請書類になります。

動き方④:GビズIDプライムを今すぐ取得する

3つの変更点のいずれも、申請にはGビズIDプライムが必要です。取得に2〜3週間かかるため、検討段階で早めに取得しておいてください。取得は無料で、デメリットはありません。


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IT導入支援事業者の選び方——2026年度の注意点

デジタル化・AI導入補助金は、IT導入支援事業者を通じて申請する制度です。つまり、IT導入支援事業者の選定は補助金の成否を左右する重要なポイントです。

選定基準

基準チェックポイント
AI搭載ツールの取り扱いAI機能カテゴリに登録されたツールを提供しているか
申請サポートの実績過去の採択実績(件数・採択率)
導入後のサポート体制ツール導入後の研修・運用支援の有無
自社業種への対応実績同業種の導入実績があるか
見積もりの透明性費用の内訳が明確か(ツール代・設定費・研修費の区別)

弊社がクライアントに推奨しているのは、「最低2社のIT導入支援事業者にコンタクトし、デモと見積もりを比較する」ことです。1社だけで決めると、費用やサービス内容の妥当性を判断できません。

注意:「全部やります」系の事業者には要警戒

2026年度はAI関連の補助金市場が拡大しており、「申請から導入まで全部やりますから」と丸投げを誘う事業者が増えています。丸投げは、以下の3つのリスクを伴います。

第一に、導入後の完了報告で「何に使ったか説明できない」事態に陥るリスクがあります。補助金は導入後の実績報告が必要であり、自社で内容を理解していないと報告書が書けません。

第二に、費用の水増しリスクがあります。「全部込みで○○万円」という提示の中に、不透明なマージンが含まれていないかを確認してください。

第三に、導入後のサポートがないリスクがあります。「申請は手伝うが、導入後は自社で」というスタンスの事業者は、ツールが定着しない確率が高いです。

弊社は「一緒に作る」スタンスのIT導入支援事業者を選ぶことを推奨しています。申請書類の作成に自社も関与し、内容を理解したうえで申請を行うことが、完了報告までスムーズに進める最善の方法です。


導入事例——2026年度の制度変更をいち早く活用した企業

事例1:工務店15名——AI見積ツールの導入(デジタル化・AI導入補助金)

この企業は、「デジタル化・AI導入補助金」の名称変更直後に申請を行いました。

導入したのは、ChatGPT APIを組み込んだ見積作成ツール(IT導入支援事業者が提供)です。公式ポータルの「AI文書作成」カテゴリで検索し、候補ツールを3社に絞りました。3社のデモを受け、自社の見積データを使った精度検証を行い、最も精度が高かったツールを選定しました。

項目内容
導入ツールChatGPT API搭載の見積作成SaaS
費用80万円(SaaS年間ライセンス+初期設定)
補助率1/2
補助額40万円
実質負担40万円
効果見積作成時間45分→15分(67%短縮)、月30時間削減

「名称が変わって『AI導入補助金』になったことで、AI関連のツールが探しやすくなった。以前はIT導入補助金のツール一覧から1つずつ確認していたが、今回はAIカテゴリで絞り込めたので選定が楽だった」と社長は話しています。

事例2:金属加工メーカー25名——2段階活用(助成金→補助金)

この企業は、弊社が推奨する「まず助成金で研修→次に補助金でツール」の王道パターンを実践しました。

ステップ1(2025年度実施):人材開発支援助成金でAI研修。研修費10万円のうち75%(7.5万円)が助成。実質負担2.5万円。

ステップ2(2026年度に申請予定):デジタル化・AI導入補助金でAI-OCRシステムを導入予定。紙の図面をデジタル化し、検索・共有を効率化する計画です。

「研修のときに社員がChatGPTに触れて、『こういうのが欲しかった』という声が出た。研修なしでいきなりツールを入れていたら、使われないまま放置されていたと思う」と社長は振り返っています。


コスト・補助金情報

デジタル化・AI導入補助金を含む、AI導入に活用できる補助金の全体像は、AI導入で使える補助金・助成金 完全ガイド【2026年最新】で体系的に解説しています。補助金の費用シミュレーションはAI導入のリアルな費用内訳を公開もあわせてご覧ください。

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導入ステップ——2026年度の制度を最大限に活用するための準備

Step 1:GビズIDプライムを取得する(今日)

まだ取得していない場合は、今すぐ申請してください。取得に2〜3週間かかるため、公募開始後に慌てて取得しようとすると間に合わない可能性があります。取得は無料です。

Step 2:SECURITY ACTIONの宣言を行う(今週中)

デジタル化・AI導入補助金の申請には、SECURITY ACTIONの宣言が必要です。IPA(情報処理推進機構)のWebサイトから無料で宣言できます。「★一つ星」の宣言が最低要件です。

Step 3:公式ポータルでAI搭載ツールを検索する(1〜2週間)

公式ポータルのAI機能カテゴリを使って、自社の業務課題に合ったツールの候補を絞ります。候補を3〜5個に絞ったら、各IT導入支援事業者にコンタクトしてデモと見積もりを依頼します。

Step 4:IT導入支援事業者と連携して申請する(公募期間中)

ツールとIT導入支援事業者が決まったら、連携して申請書類を作成します。賃上げ要件で補助率の引き上げを狙う場合は、賃上げ計画も盛り込みます。


失敗パターンと回避策——2026年度の変更に伴うリスク

パターン1:2025年度の公募要領で申請書類を作る

制度名称をはじめ、セキュリティ要件やインボイス対応の要件が変更されています。必ず2026年度の公募要領を確認したうえで申請書類を作成してください。

パターン2:「AI搭載」のラベルだけでツールを選ぶ

AI搭載ツールの検索機能は便利ですが、AI機能の深さは製品によって大きく異なります。デモで実際の業務データを処理させ、精度を確認してから選定してください。

パターン3:賃上げ計画を無理に書く

補助率2/3を狙って無理な賃上げ計画を策定すると、計画未達時に返還リスクが生じます。確実に実行できる水準で計画を立ててください。

パターン4:インボイス登録を後回しにする

2026年度はインボイス対応が必須要件に強化されています。インボイス登録は申請時に完了している必要があるため、未登録の場合は早急に対応してください。


読者の疑問に答える——2026年度の制度変更で気になること

——「名前が変わっただけで、本当に使いやすくなったのですか?」

はい、使いやすくなっています。AI搭載ツールの検索機能の追加は、ツール選定の効率を大幅に改善しました。また、AI搭載ツールの補助率引き上げ措置(賃上げ要件達成時に最大2/3)は、AI導入のコスト負担を軽減します。

——「2025年度にIT導入補助金を使って会計ソフトを入れました。2026年度にAIツールでも使えますか?」

はい、異なるツール(異なる業務プロセス)であれば再申請が可能です。2025年度に会計ソフトを導入し、2026年度にAIチャットボットを導入する——この場合、対象経費が異なるため別の申請として扱われます。

——「ChatGPT Plus(月3,000円)はこの補助金の対象になりますか?」

ChatGPT Plus(OpenAIの個人サブスクリプション)単体は、IT導入支援事業者が提供するITツールに該当しないため、対象外と考えられます。ただし、ChatGPT APIを組み込んだSaaS(IT導入支援事業者が提供するもの)は対象になり得ます。

——「事業再構築補助金は2026年度も使えますか?」

2026年度は制度見直しが進行中であり、従来の形で公募が行われるかは未確定です。中小企業庁の公式サイトで最新情報を確認してください。

——「インボイス登録をしていないのですが、申請できますか?」

2026年度はインボイス対応が必須要件に強化されているため、登録が完了していない場合は申請が難しい可能性があります。インボイス登録は税務署に届出書を提出するだけで完了するため、早急に対応してください。

——「この補助金とものづくり補助金は併用できますか?」

同じ経費に対する併用はできませんが、異なる経費であれば可能です。例えば、「AI SaaSのライセンス料はデジタル化・AI導入補助金」「AI設備のハードウェアはものづくり補助金」——経費の対象が異なれば、それぞれ別の制度を活用できます。


まとめ:2026年度はAI導入の「追い風」——制度変更を味方にする

2026年度のIT導入補助金→デジタル化・AI導入補助金への改組は、中小企業のAI導入にとって明確な追い風です。AI搭載ツールが探しやすくなり、条件を満たせば補助率も引き上げられます。「制度が変わった」と慌てる必要はなく、「AI導入がより使いやすくなった」と捉えてください。

今日やるべきことは3つです。

  1. GビズIDプライムの取得を申請する(まだの方は今すぐ)
  2. SECURITY ACTIONの宣言を行う(IPAのWebサイトから無料で完了)
  3. 公式ポータルでAI搭載ツールを検索してみる(AI機能カテゴリで絞り込み)

AI導入に活用できる補助金の全体像は、AI導入で使える補助金・助成金 完全ガイド【2026年最新】をご覧ください。


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出典・参考:
– 中小企業庁「デジタル化・AI導入補助金」公募要領(2026年度)
– 中小企業庁「IT導入補助金」2025年度公募要領(比較用)
– 厚生労働省「人材開発支援助成金」制度概要
– IPA(情報処理推進機構)「SECURITY ACTION」
– 生成AI総合研究所 支援実績データ(匿名加工)
※本記事の情報は2026年5月時点のものです。公募要領の確定版で内容が変更される場合があります。最新情報は中小企業庁の公式サイトをご確認ください。

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生成AI総合研究所編集部
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